欧米流のシステム
Director of Photography System
日本だと未だに撮影部と照明部が分かれていることが多いですが、欧米式の撮影現場だと基本的に撮影部と照明部はセットです。
日本式の利点は撮影と照明が個々に動くため、現場のセッティングが早いのと予算を削減しやすい点にありますが、その事実は近年崩れています。
撮影部と照明部による意見のぶつかり合いやライティングプラン(照明設計)を作らないことにより、余計なコミュニケーションコストがかかってしまいます。
そしてポスプロにそのしわ寄せがいくのでむしろ余計にコストがかかるか、クオリティを妥協することになります(多くの場合、ポスプロが苦労を強いられる)。
欧米式のDPシステムは指揮系統が一つにまとまり、画作りが一貫して行えるという利点があるので画のクオリティの向上が図れます。
画作りは照明が5割
Lighting is everything
いいカメラで撮れば、それだけで綺麗に撮れるというのは間違いです。
海外では撮影監督の仕事の半分は照明の設計といわれるくらい照明が画作りで重要な要素です。
ただ明るく照らすようなテレビ的な照明の作り方ではなく、光を演出するのが撮影監督の仕事の半分です。
照明の講師業等も時折しています。上記、上の写真は照明を作り込んだ例と下の写真は自あかりのみの例です。
自然光を活かす場合、ロケハンで太陽の向きを確認したり、季節による太陽の位置を考慮するのも撮影監督の大切な仕事です。
上記はLighting Diagram (照明設計)の例です。
予算感が大きくなると、それだけスタッフの量も増えます。
なので、あらかじめ照明のプランを組むことで的確な機材選定、コミュニケーションの効率化を図ります。
多くのスタッフが携わる現場では少しのミスも許されなくなります。その為、色々な不安要素を取り除くのも撮影監督の役目です。
DITはあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、Digital Imaging Technicianの略です。DITはデジタル映像データ全般に詳しいコンサルタントに近い職業で、近年の映像業界では欠かせないパートとなっています。
フィルム時代のカメラマンが現像の仕方に細かくこだわるように、デジタル時代の映像のクオリティ向上の為にDIT的な知識は必ず必要です。
無駄のないワークフローを構築するのにデジタルデータに関する知見、さらにカメラの知識やパソコンの知識、編集ソフトの知識などあらゆることに精通している必要があります。
SONYの公式業務用ビデオ機器のサイト等、数々のメディアに露出しています
予算規模、ディレクターの希望演出やポスプロのワークフローに応じて、最適な機材と人材の選出を致します。
ARRIやRED等が必要な高予算なCMからドキュメンタリースタイルの撮影等、案件によって最適解な機材は様々なため気軽にご相談ください。
チームで良く仕事をする撮影アシスタント、Gaffer (照明技師)、車両部をこちらで手配することも可能です。
尚、持ち機材であればレンタルショップより多少お安くすることができますので、まずはお問い合わせください。
グレーディングとのセット
Set with Grading
グレーディングとのセットで頼めるという理由で選ばれる方が非常に多いです。
光がうまく扱えてもポスプロのことが分からないカメラマンやカメラワークがうまくても照明ができないカメラマン等様々ですが、
総合的なワークフローを構築できるのが私の強みです。
予算感が合えば、ポスプロまでお付き合い致します。
グレーディングサービス概要