何故Final Cut Pro Xは業界で煙たがられてる?それでも個人のビデオグラファーに私が推す理由。

そう言えばニコラス、Davinci Resolveの認定トレーナーだろ。Final Cut Proなんて推していいのか?

仕事でも趣味でもFinal Cut Pro Xよく使うよ。色んなソフトを用途によって使い分けるから各ソフトのありがたみが分かるのさ。

それは言い訳だ!!Adobeでもなく、何故Final Cut なんて使うのじゃ!!意味が分からない。具体例をあげろ!!!

まぁまぁ、ドナルド落ち着いてくれ。

何故Final Cut Pro Xが日本で覇権を握れなかったのか?

国外だと Final Cut Pro X はとても人気があると聞く。

Youtube で Tutorial とか観てたりすると好きな映像作家さんとかは結構な割合で Final Cut Pro Xを使っている。

だけど、日本で Final Cut Pro X っていうと一部の人に煙たがれるのは何故だろう。

個人のビデオグラファーや Youtuber が使っているイメージが強くてプロダクションで Final Cut Pro X を使っているのは見たことがほとんどない。

まあそれもそのはず、プロダクションには向かない理由が多々があるのだが(理由は後述。それにしても、個人のクリエイターの間にも海外程の人気が無い・・・

Final Cut Pro X ってなんかプロっぽくないってイメージが先行して、

食わず嫌いで触ったことが無い人も多いんじゃないか????

Final Cut Pro 7 時代はポピュラーな選択肢だった

まだFinal Cut Pro Xが出る前のFinal Cut Pro 7の時 は割とどこのポスプロ

(編集スタジオ)にもFinal Cut Pro 7が入っていた。

現バージョンと仕様が全く違くて、Final Cut Pro 7 の時は所謂他のNLEソフトと言われる編集ソフト(Premiere, Davinci, Edius, Avid等)と全く一緒のトラック型のタイムライン編集だった。

他のソフトのなんら変わらない 7時代。今みるととっても古めかしいUIだが。

しかし、Xになった途端 UIを新調し 動画編集界に全く新たな編集方法をもたらしたのだ。それがFinal Cut Pro X独自のビデオトラックやオーディオトラックを持たない編集方法、マグネティックタイムライン。これが完全に評価の別れ目だった。

 

未だにFinal Cut Pro 7 を使っているディレクターがいる事実

あのカメラを止めるな!の上田慎一郎監督も自身で編集してるらしいが、未だにFinal Cut Pro 7を使っているという。

僕の周りのテレビのディレクターもかなりの確率でFinal Cut Pro 7を使っているから驚きだ。

正直Final Cut Pro 7 は時代遅れだからよっぽどの理由がない限りはXに移行するか他ソフトを使えって話・・・

今から動画編集を始める人はFinal Cut Pro 7を使う合理的な理由が全くない。

 

 

好き嫌いがハッキリ分かれるマグネティックタイムライン

Final Cut Pro Xのマグネティックタイムラインにはトラックが存在せず全てクリップ単位で編集する。そして文字通りマグネティックなのでクリップとクリップが磁石のごとく引っ付くのだ。

ビデオトラックとオーディオトラックを持たないってどういうこっちゃ!?言葉で説明するのはかなり難しいのだが、

一度触ってみればどういう仕様だか分かるだろう。

このマグネティックタイムラインはかなりの曲者で従来のタイムライン編集に慣れていると少々難しく感じるかもしれない。ただトラックという縛りから解放されるのは実に気持ちよかったりする。

トラックがあるときっちりと仕上げようとするばかり整理整頓ばかりして肝心の作品を作るペースが落ちるからだ。

このマグネティックタイムライン、慣れるとものすごく早いペースで編集できる事に気づく。

マグネティックタイムラインは空白を作らせない仕様になっている

 

又、マグネティックタイムラインはくっ付くので1フレーム抜けている等と言ったちゃっかりミスが少ないと言った利点もある。

 

 

マグネティックタイムラインの欠点をあげるとすれば、その整理のし辛さであろう。プロジェクトが肥大化すればするほど、どこに何があるか編集者本人じゃないと理解できないだろう。プロジェクト共有するのに激しく向いてないのかもしれない。

   

プロダクションとしては導入しづらいシステム

それ以外に会社としては導入しづらい最大の理由が

そもそもファイルの共有やデータベースでの作業等のワークフローが弱い。

 

つまり、他人とプロジェクトを共有しながら制作を進めていくのが向かないというのがある。共通用のデータベースの構築が少々めんどくさい。

公式でも推薦している外部のframe.io等使わないと快適なコラボレーションが行えない上にこのframe.ioの日本サポートとローカライズ一切されてないのが不満だ。

 

 

後一つ問題として挙げられるのがAdobeに依存している制作会社が多いということ。Photoshopやイラレ、AEといったAdobe群のソフトに頼っているとどうしてもPremiere Proを使わざる負えない状況になる・・・

 

 

ノートで映像・動画編集するなら俄然Final Cut Pro X

Final Cut Pro XはiMovieの上位互換と言っても良かろう。

iMovieを触ったことのある人なら分かるかもしれないが非力なMacでも割とサクサク動く。それはやはりOSとソフトがセットで開発されていてオプティマイズされているからだ。

Final Cut Proも同様に他の編集ソフトにはないサクサク感がある。その上、ノートでも快適に編集できるようなUIに仕上がっているのだ。しかも、トラックパッドの操作でもかなり充実した操作感が得られる。これは他のソフトにはないところ。

 

外部プラグインが手軽で便利なのに尽きる

でもなんと言っても外部プラグインが便利なのが個人的に一番の魅力。

実はFinal Cut Pro XはMotionというモーショングラフィックツールで作成された、あらゆるエフェクトを使用できるのだが、これって地味にすごい。

例えばPremiere Pro(以下PP)とAfter Effects(以下AE)の関係性の場合、

AEのエフェクト等をPremiere Proで直接使うことはできない。Bridgeでソフト間を股に掛けることはできるが結局AEを別途開いてレンダリングしてるのには代わりはない。

もちろんこの外部プラグイン有料なものばかりなのですが、どれも非常に強力です。クールなトランジションや複雑なアニメーション、難しいエフェクトまで全てプリセット化されているのでとても簡単。その上AEと違ってリアルタイムレンダリングなので処理が軽く、リアルタイムで再生できるのが一番の利点。

 

例えばMotionvfxさんがその一つ。

Motionvfxはスタイリッシュなプラグインが多い。フレアを入れたり、簡易3D入れたりと言った手の込んだ者からオブジェクトにアニメーションをつけさせるmbehaviorシリーズと言った便利系まである。

例えばこれが3Dレンダリングエンジンを詰んだプラグインのmO2 。リアルタイムでレンダリングしてくれるから簡易的な3Dレンダラー必要だったらFinal Cutでチャチャっとできちゃう・・・

こちらはmCountdown。After Effectsで作ろうと思ったらモーションの知識が必要になってくるカウントダウンとかも簡単に作れてしまう。

 

 

痒いところに手が届く系のPixel Film Studiosさん

こちらはどちらかと言うとスタイリッシュさはないが、プラグイン数が圧倒的に豊富で痒いところに手が届くPixel Film Studios さん。

Pixel Fim Studiosのホームページ

After Effectsでやろうとしたら割とめんどくさいモーショントラッキングも手軽にサクッと作れちゃう!!!!

かなり需要があるので、またFinal Cut Pro Xのオススメプラグインを紹介したいと思う。

 

モーションとかエフェクトを本業としてない動画・映像編集にはかなりオススメな選択肢であるFinal Cut Pro X

僕はAfter Effectsをそこそこ触れるものの専業でモーショングラフィックスをやっている訳ではないのでクールなトランジションとかカッコいいテキストアニメーションをお願いされた時、困ってしまう。

案件規模にもよるが、外注できるならお願いしてしまうし、そうじゃなかったら自前でやるのだが、自前でやるとなってもPremiere Pro だったらトランジションパックを導入したりAfter Effectsでゴニョゴニョ頑張って作ったりもする・・・。

でもハッキリ言おう。専業でやってる領域じゃないので、とても時間がかかるしクオリティもそこまで高く仕上がらない。

そんな時にFinal Cut Pro Xの外部プラグインはかなり助かるし、

お客さんにも文句言われたことは一度もないし、いい感じのクオリティを瞬時に作れるから

お仕事によってはFinal Cut Pro Xを使うのさ!!!!

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