撮影現場で仕事を勝ち取る!Mark Bone氏が実践する7つのステップ

イントロ

ご無沙汰してます!5年近くぶりにブログ記事を更新している、ニコラスです。最近、youtubeでビデオグラファー・シネマトグラファーのMark Bone氏の動画を見て面白いって思ったのでシェアを。

こちらの動画を要約しながら、自分なりのコメント足していくYO!

映画業界でよく耳にする悩み。それは「仕事が足りない」ということ。特に新人やフリーランスのクリエイターにとっては、毎月の仕事の量が不安定で、自信を失ってしまうこともありますよね。でも、心配はいりません。ここで紹介するいくつかのシンプルで無料で試せるアドバイスを実行すれば、仕事を得るチャンスが増えること間違いなしです。

「冷たい」メールはただの自己アピールで終わらせない

冷たいメール(コールドメール)を送っても反応がないと感じている方へ。問題は、単に自分の実績やポートフォリオを紹介するだけになっていることが多いです。自分がどれだけ優れているかを強調するのではなく、相手のニーズにどう応えられるかを考え、具体的な提案をしましょう。例えば、自分がシネマトグラファーなら、相手の過去の作品に対して、自分のスタイルでどう改善できるかを提案する。具体的なアイデアを盛り込むことで、「あなたの作品にどう貢献できるか」を伝えることができ、興味を引きやすくなります。

僕も経験ありますし、仲間たちともよく話題にします。そんな時に「自分は何か足りないのか?」と不安になりがちですが、この動画ではそんな悩みに対するアドバイスがたくさん詰まっているので、しっかり振り返る価値があると思います。

セットでの態度がすべて

セットにいるとき、最も大切なのは「自分の時間が自分のものではない」という意識です。映像制作では、時間はお金です。だから、撮影中は自分がやるべきことに集中し、他の人との無駄な会話を避けましょう。私が信頼しているスタッフは、常に撮影現場の必要に注意を払い、細かいことでもサポートしてくれます。例えば、撮影中に水を持ってきてくれたり、レンズ交換が必要なときには素早く対応してくれたり。こうした姿勢があると、その人に対する信頼が深まり、次回のプロジェクトでまた一緒に仕事をしたいと思うのです。

確かに僕もよく感じることです。よくあるパターンが、ポートフォリオを添付して「僕の作品見てください、どうですか?」という内容。これだと「じゃあ、どうして僕と一緒にやりたいの?」と疑問を感じてしまいます。クリエイターとして相手に「どんな価値を提供できるのか」を明確に示さないと、正直言って反応は期待できません。僕もつい最近、クリエイティブな提案をするために、自分の強みを「どう活かせるか」を意識的に考えるようにしました。

メールやコミュニケーションのスムーズさがカギ

コミュニケーションの効率性も重要です。セットでの作業に限らず、すべてのやり取りがスムーズであることが求められます。例えば、撮影で使用する素材をライセンスする際、事前に詳細を確認しておくことで、後々のトラブルを避けることができます。無駄な手間を省くことができれば、それだけで「また頼みたい」と思われることが増えるでしょう。

僕も撮影中にスマホをいじってしまったり、余計な話をしてしまったりすることがありました。セットでは「今、ここで何をするべきか?」が一番大事で、その時間を無駄にしないようにするべきだと、改めて感じました。特にクライアントからの信頼を得るためには、いつでもフットワーク軽く、問題解決に積極的に取り組む姿勢が求められます。

自分の道具を持参する

「自分の道具を持っていく」という姿勢も大事です。例えばカメラオペレーターであれば、肩にかけられるリグやモノポッドなど、必要な道具を自分で準備しておくことで、セットでの負担を減らし、助かる場面が増えます。もし足りない道具があれば、事前にプロデューサーに確認をとってみましょう。そうすることで、あなたが問題解決型のクリエイターだという印象を与えることができます。

無償で貸すのは気が引けるけど予備で持って行くのは良い。

僕も最初は機材を持参することに抵抗がありました。でも、後から考えると、できるだけ自分で持っていけるものは持って行ったほうが、現場での融通が効きますし、スタッフやクライアントからの信頼も得やすいですよね。自分の機材が足りない場合も、事前に「何か持っていけるものがあれば持参します」と言っておけば、意欲を示すことができます。

クライアントとの関係構築を怠らない

最初はクライアントを直接見つけるのが難しいかもしれませんが、制作会社をクライアントとして見る方法もあります。仕事を依頼されていない日でも、積極的にその制作会社をサポートし、少しでも役立つことを提案する。たとえば、道具を整理したり、簡単な写真を撮ったりといったことです。これを繰り返すうちに、信頼が積み重なり、次第に仕事を任されるようになることが多いです。

セットでの態度:エゴを捨てる

セットにいるとき、自分がどれだけ有名であるか、過去にどんな実績があるかなど、そんなことは重要ではありません。セットでは全員が平等です。過去の実績を持ち込むのではなく、今この瞬間、プロジェクトをどう改善できるかを考えて行動することが大切です。エゴを捨て、チーム全体の成功を目指すことが、信頼されるクリエイターになるためのポイントです。

オーディオをチェックする

最後に忘れてはならないのがオーディオ管理です。特にクリップオンマイクを使用する際、その音質に注意を払いましょう。音質の不備が後々大きな問題になりかねません。準備段階でしっかりチェックしておき、万全の体制で撮影に臨むことが求められます。

音がとれないで事故ったって話は耳にタコができるほど聞いた

最後に

Mark Bone氏のアドバイスは、どれも非常に実践的で、明日からでもすぐに実行できる内容ばかりです。特に、クライアントやスタッフとの信頼関係を築くためには、自分がどれだけ「解決策を持っているか」や「どれだけ協力的で柔軟な姿勢を持っているか」が重要だと思います。僕もこれらを意識して、もっと積極的に仕事を取っていこうと思いました。

クリエイターとしての成長には、こうした実践的なアドバイスが大いに役立つので、どんどん取り入れていくべきだと思います。

ニコラス・タケヤマ

ニコラス・タケヤマ

日英対応の撮影監督・映像ディレクター。上智大学卒。 ワンマンでのビデオグラファースタイルの案件から数十人規模のスタジオセットでの撮影・照明のディレクションにも対応。

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